反差別パネル展「ヘイトスピーチ­­-闘う市民たち-」に、参議院議員 有田芳生さんより賛同コメントをいただきました。


再び現場へ

          「反差別パネル展」によせて

 

                    有田芳生(参議院議員)

 現場は限りなく豊かだ。

 人間の認識が育まれるのは、そこにリアルなコミュニケーションが脈打っているからだ。坩堝(るつぼ)のような現実からは想像力が生まれる。新大久保や鶴橋の現場からーーたとえば「プラカ隊」「女組」「男組」などが生まれたようにである。その自由な発想の延長でパネル展が開かれることになったのだろう。開催を知って私はうれしかった。

 写真のなかには人間の熱量が封じ込まれている。

 私がもっとも印象に残っている一枚がある。銀座の街頭で「差別反対」の紙を掲げ、うつむき加減に立っている若い女性の姿だ。自分と闘っているのだろう。眼は閉じられている。しかし紙を持つ手は、たじろぐことなく、ぐっと真っ直ぐ突き出されている。その前を差別主義者たちが通過していく……。その醜い姿と汚い声まで聞こえてきそうだ。

 彼女にとってはじめての行動だという。許せなかったのだろう。しかしそこから現場への道は遠い。何度も逡巡しただろう。決意し、迷い、決意を固め、そして現場にやってきた。その高貴な精神が写真に記録された。

 パネル展の一枚、一枚には、それぞれの物語がある。小さな現代史の記録を積み重ねていこう。そして再び現場へーー。

2013年11月17日銀座排外デモ(     ヘイトスピーチとたたかう!

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